君といるというのは
何も無い部屋に
一輪の原色の花を飾るのに似ている
君がいると
季節感の無かった暮らしに四季が訪れ
生活には彩りが生まれる
君と話しをしていると
一人で抱え考えている事への
謎解きが急速に早まる
たまには思いっきり喧嘩をしたり
相手に失望する事もあるだろう
しかし、人間としての時間は有限だ
いつかは必ず己の存在は消え
この世界から離れなければならない
もしかするとそれは今日かもしれない
そうだ、花束を送ろう
想像してみても
君のいない生活の色調は薄暗いのだから
それを明るく照らし心地よい風を吹き込んでくれる相手に対して
枯れる事なく咲き続ける心の花束を送ろうではないか
「君は何て色鮮やかな存在なのだろう
君といると春夏秋冬を感じ
しっかりと四季が巡ってくるよ。いつも有難う。」と
送られた原色の華は
より一層、鮮明にその花びらを咲き誇らせるだろう